はじめに
WordPress 5.3 から、メディアアップロード時に大画像を検知して、スケーリングする機能が追加されました。デフォルトでは 2560px 以上の画像で動作します。この事が、大画像を扱う方達の間で問題を引き起こしています。
オリジナル画像は?
大画像をアップロードすると以下のように、元ファイルに「-scaled」と付加されたファイルがメディアライブラリの画像になります。スケーリングされた画像であり元の画像ではありません。
サーバーを見てみると、元の画像は存在しますが、管理画面からは見れません。
どのように管理されているかデータベースを調べてみると、メタデータの中に original_image というメタデータがありそこにファイル名が記されていました。
この動作を抑制するには?
以下のフィルターを使用して抑制するとスケーリングしなくなります。
add_filter( 'big_image_size_threshold', '__return_zero', 10, 2 );
また私の作成したプラグイン Disable Generate Thumbnails では、設定メニューから ON・OFF できます。
オリジナル画像の URL は?
メディアライブラリのファイル名から「-scaled」をとったものです。
URL は、以下の関数で取得できます。
フルパスは、以下の関数で取得できます。
また私の作成したプラグイン Media Metadata List からオリジナル画像の URL とサイズを知る事ができます。
その他
私の作成したプラグイン Media from FTP でスケーリングされた画像を再検索してしまう問題を、Version 11.03 で修正しました。
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