はじめに
サブスクリプションタイプについて自分がユーザーになった立場で考えてみて思うのは、定期的なクレジットカードでの引き落としのプレッシャーです。
このプレッシャーが無いサブスクリプションタイプの製品を1つ購入しています。それは、Microsoft Office 365 Solo です。この製品は、家電量販店で1年有効のカードを購入してきて、そこに書いてあるプロダクトキーを入力するだけです。期限切れになれば使用できなくなりますが、使用したければ、再度家電量販店で購入し、プロダクトキーを入力するだけです。期限切れになった後、1~2か月使用する機会がなければその間は購入する必要が無く必要になったら再購入するという事です。
ユーザーに継続に関する自由を与えるサブスクリプションタイプとでも称しましょうか?もちろんクレジットカードでサブスクリプションを切る事もできますが、つい期限を忘れて継続使用などという事があります。スポーツジムなどの会員になっても、ほとんどいかずに引き落とされているなどどいう話を良く聞きます。
以下で紹介するサブスクリプションタイプは、継続に関する自由を与えるサブスクリプションタイプです。会員登録時にユーザーに期間分の支払いをいただいて、期間が過ぎたらユーザー登録が抹消されます。再度サービスを受けたければユーザーが再登録し支払うというしくみです。
プラグイン
以下のプラグインを使用します。すべて無料で WordPress 公式のものです。
※追記(2019.7.13) User Period Register Ver 1.06 以降は、課金方法を変更しました。以下の課金方法は Ver 1.05 以前のものです。Ver 1.06 以降は、WooCommerce でライセンスキーを発効し販売 をご覧ください。
仕組み
Download Manager は、ログインしているユーザーの権限でダウンロードファイルをアクセス制御できます。ユーザーを購読者権限で登録させ、ダウンロードファイルを購読者権限にしておけば、購読者権限のユーザーのみダウンロードさせるという仕組みを作れます。
User Period Register は、仮登録機能が付与されています。仮登録時は独自の権限なので、 Download Manager でダウンロードできません。仮登録させログインしていただき、ダッシュボード上での課金の際に、本登録として購読者権限を付与させ、期間登録させます。仮登録と本登録の期間は、設定できます。デフォルトは、仮登録1時間、本登録1年です。期間が過ぎると、自動でユーザー登録が削除されます。
Download Manager、User Period Register は、権限を自由に設定できます。当たり前の事ですが、ダウンロードファイルの権限と、本登録の権限を合わせなければなりません。
User Period Register は、管理者画面のユーザー一覧から権限を変更した場合に連動するようになっています。これは、特別なユーザーに課金無しで権限を与える際などに使用できます。
Simple PayPal Payment、Simple Stripe Payment は、User Period Register に課金機能を付与するものです。User Period Register 専用というわけでは無くフィルターを持っているので、User Period Register 側から呼び出しているだけです。
実際の流れ
終わりに
売り側には定期的な収入が保証されるわけではないので厳しいシステムかもしれませんが、ユーザー側にとってはとっつき易いシステムだと思います。通常のサブスクリプションよりもユーザーが流入しやすいのではないでしょうか?
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