1構成及び初期設定 2SSH 接続 3Samba のインストールと設定 4LAMP のインストールと設定 5Apache2 を SSL 化 6プロキシサーバーのインストールと設定 7メールサーバーのインストールと設定 8WordPress のインストール及びその他
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メールサーバー
Postfix のインストール
- Postfix をインストールします。対話モードのインストールで「設定無し」を選択します。
sudo apt install postfix
- 設定ファイルを編集します。
cd /etc/postfix
sudo cp main.cf.proto main.cf
sudo nano /etc/postfix/main.cf
myhostname = mail.riverforest.test /* ホスト名( /etc/hosts に記述したもの) */
mydomain = riverforest.test /* ドメイン名 */
myorigin = $mydomain /* メール送信 */
inet_interfaces = all /* メール受信 */
mydestination = $myhostname, localhost, $mydomain /* 宛先ドメイン */
mynetworks = 127.0.0.0/8 192.168.179.0/24 /* 信頼するネットワーク */
home_mailbox = Maildir/ /* メールボックス */
alias_maps = hash:/etc/aliases
sendmail_path = /usr/sbin/sendmail
newaliases_path = /usr/bin/newaliases
mailq_path = /usr/bin/mailq
html_directory = no
manpage_directory = /usr/share/man
sample_directory = /etc/postfix
readme_directory = /usr/share/doc/postfix
setgid_group = postdrop /* グループ /etc/group を見てその値を指定 */
- ユーザーのメールボックス(ディレクトリ)作成します。
mkdir -p ~/Maildir/{new,cur,tmp}
- 他のユーザーを作成し、メールボックスを作成するスクリプト。tes1,tes2,tes3 という3ユーザーを作成しメールボックスを作成する。bash で動作します。
#!/bin/bash
for i in {1..3} ; do
sudo useradd -m -s /sbin/nologin tes$i
echo user tes$i
sudo passwd tes$i
sudo -u tes$i mkdir -p /home/tes$i/Maildir/{new,cur,tmp}
done
exit
- /etc/aliases にユーザーを追記します。
sudo nano /etc/aliases
katsushi: katsushi@riverforest.test /* ユーザーが katsushi ドメインが riverforest.test の場合 */
- 上記の bash スクリプトで作成した tes1,tes2,tes3 という3ユーザーを /etc/aliases に追記するスクリプト。bash で動作します。
#!/bin/bash
for i in {1..3} ; do
echo tes$i: tes$i@riverforest.test | sudo tee -a /etc/aliases /* ドメインが riverforest.test の場合 */
done
exit
- aliases を反映させます。
sudo newaliases
- 有効なサービスを確認し、Postfix の利用する smtp を解放し、設定を反映させます。
sudo firewall-cmd --list-service
sudo firewall-cmd --add-service=smtp --permanent
sudo firewall-cmd --reload
- Postfix を再起動します。
sudo systemctl restart postfix
送信テスト
- 送信テスト用ユーティリティをインストールします。
sudo apt install mailutils
- 送信テストをしてみます。
mail katsushi@riverforest.test /* このコマンドを打った後に対話モードになる */
Cc:
Subject: test /* 題名を入力 */
testtesttest /* 本文を入力 */
. /* ピリオドを入力 */
<ctrl + D> /* ctrlキー + Dキー で対話モード終了 */
- メールが送信されたか、メールログを確認します。
cat /var/log/mail.log
Dovecot のインストール
- 受信サーバーの Dovecot をインストールします。
sudo apt install dovecot-core dovecot-pop3d dovecot-imapd
- 設定ファイルを編集します。
sudo nano /etc/dovecot/dovecot.conf
listen = * /* IPv4 のみ */
login_trusted_networks = 127.0.0.0/8 192.168.179.0/24 /* ネットワーク */
sudo nano /etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf
mail_location = maildir:~/Maildir /* メールボックス */
sudo nano /etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf
/* 平文認証の許可 */
disable_plaintext_auth = no
auth_mechanisms = plain login
sudo nano /etc/dovecot/conf.d/10-ssl.conf
ssl = no /* SSL を利用しない */
- 有効なサービスを確認し、Dovecot の利用する pop3、imap を解放し、設定を反映させます。
sudo firewall-cmd --list-service
sudo firewall-cmd --add-service=pop3 --permanent
sudo firewall-cmd --add-service=imap --permanent
sudo firewall-cmd --reload
- Dovecot を再起動します。
sudo systemctl restart dovecot
受信テスト
- 受信テストをしてみます。
telnet localhost 143 /* このコマンドを打った後に対話モードになる */
1 login katsushi パスワード /* ユーザー名の場合のユーザー名 katsushi とそのパスワードを入力 */
2 list "" *
3 select INBOX
4 fetch 1 body[]
5 logout
メールソフトの設定
- 送信ポートは25番、受信ポートは110番になります。
- hosts ファイルに IP アドレスとドメイン名を記述して名前解決のできる PC と名前解決のできない iPad, iPhone では、メールサーバーの指定が異なります。
- 以下は、Microsoft Mail と、iPad のメールの設定例です。
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